初期配置の局面へ戻す
対局を開始して初期配置の局面へ最短で戻すには何手かかるでしょう?
もちろん4手で元に戻ります。▲58玉、▲59玉のように1手指してから元に戻れる手を先後とも指せば4手で戻ります。
そのような手は13通りあるので、この4手で初期配置の局面へ戻る手順は169通りあることになります。
では、すぐには元に戻れない初手を指してしまったときは何手で初期配置の局面に戻れるでしょうか?
たとえば、初手を▲18香としてしまったら....。
13手だと思ったあなたは間違いです。
「局面」は、盤面・持ち駒・手番を合わせたものなので、13手で初期配置と同じ盤面に戻せても手番が違っているので初期配置の局面には戻っていません。
初手▲18香の場合は14手が正解です。
では、初手が歩なら何手で初期配置の局面に戻るでしょう。
手数は隠しておくとして、下記の条件を満たす手順が最短になるはずです。
条件
・初手と最終手は歩の着手
・9筋の着手があった
さて、次は、最短手順でも一番手数の掛かる初手は何なのかを考えてみるか...。
もちろん、初手で動かすことができない角や桂でないことだけは確実だが。
38銀が手数が掛かりそうな感じだったけど、後手は真似将棋で初手38銀なら12手でした。
ということで、初手で香を突く手の14手が初期配置の局面に戻る最長手数のようです。