玉と歩だけ

会話
「この終局図だと、着手があったのは玉と歩だけのようだね。一体何手だったの?」
「13手で詰んだよ」
「どんな手順だったの?」
「まず、先後とも、全ての玉の着手は連続だったよ」
「なるほど、玉の着手だけでひと塊だったんだね」
「次に、奇数筋の着手は奇数回、偶数筋の着手は偶数回。奇数段の着手は奇数回、偶数段の着手は偶数回だったと言いたいところだけど、8段目だけは奇数回だったね」
「何か法則でもあるのかな」
「あとは玉の着手に関してだけど、先手の玉の着手の全ては、奇数筋はその筋の奇数回目、偶数筋はその筋の偶数回目だった」
「何か奇数と偶数の法則がありそうな気がしてきた」
「最後は後手玉の着手についてだけど、後手の着手があった全ての筋で、玉の着手が奇数筋はその筋の偶数回目、偶数筋はその筋の奇数回目の着手があったよ」
「手順を教えてくれた方が早かったね」

 

条件
・玉と歩の着手だけの13手で詰み
・先後とも、全ての玉の着手は連続だった
・奇数筋の着手は奇数回、偶数筋の着手は偶数回
・奇数段の着手は奇数回、偶数段の着手は偶数回(ただし8段目を除く)
・先手の玉の着手の全ては、奇数筋はその筋の奇数回目、偶数筋はその筋の偶数回目
・後手の着手があった全ての筋で、玉の着手が奇数筋はその筋の偶数回目、偶数筋はその筋の奇数回目の着手があった


テーマは玉と歩だけの着手での詰みなので、条件で解くのではなく、詰み上がりの形を決めて、条件に合うような手順を考えるのが良いかも。
15手だといくつかの詰み形がありますが、13手だとこれだけかな。

解答

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