なぜ「3回目の王手」なのか

会話

「駒成は無く7手で詰んだ」

「3回目の王手だったね」

 

条件

・駒成無く7手で詰み

・7手目は3回目の王手

 

なんでこの条件での先行作が見つからないのだろう...。

⇒もっと鋭い条件で限定できるから。(おもちゃ箱推理将棋第2回 2-1)

 

3回目の王手となっているけど、「3連続王手で詰んだ」と何が違うのか?

⇒王手回数の条件はミスディレクションになる可能性がある、先後合わせての王手回数なので、7手詰では出てこないけど後手の王手があるかもしれないと思わせることができる。私の場合、先手の王手しかなくても、先手とは言わず王手回数を条件にすることの方が多いかも。

 

実に潔くない条件設定です。

 

実例:「成駒に"引"が付く7段目着手」

ちょっと考えれば、成駒はあれしかないだろう。成駒があれなら、7段目と言えばあの地点しかないだろう。

でも、あの駒以外の成駒の可能性をこの条件につられて考えるかも。

こんな変な表現にしているということはすぐに思い浮かぶ駒とは、きっと違うのかもしれない。という裏読みを偽の方向へ誘導できるかも。

 

推理将棋の本来の目的は、会話をもとに手順を解いてもらうのだが、悟りを開いていない作者なので、解くのが難しくなる方向へついつい向かってしまいます。

 

メールでの連絡は kobe.pontamon@gmail.com まで。